非常に扱いやすくて重宝しています。台湾旅行にも持って行きました。イラストもかわいいし、手書きの文字も抵抗を感じるものではありません。発音も聞きやすい。しかし、もう少しゆっくり発話してほしいな、と思うところもあります。 語学書付属のCDをipodなどに録音して聞くと、本を片手に、という状態では「ちょっともう一度聞きたい。」「ここは飛ばしてこれを聞きたい。」とかが瞬時にできず、ストレスが発生しますが、ipadだと、好きなフレーズに触れると音声が出て、触れるたび何回でも聞きたいだけそのフレーズを聞くことも、また、順序も気にせず他のフレーズに進むこともできます。要するにipodなどの録音再生機器ですと、線上の一次元的操作しかできないのですが、ipadでは面的な、二次元的操作ができます。これがipadの一番良いところです。「本+ipod」よりも視覚情報と聴覚情報の一体感が優れているのがipadで、中国語のように「漢字を見ながらのほうが意味が頭に入りやすい言語」ではそのメリットがかなり生かされます。欲を言えば、ピンイン表記があると先述のipadの長所がさらに生きて来るのですが。やはり初学者にとって、早口のフレーズを耳にしても「あがり、さがり」がよくわからないときがあります。ちなみに同シリーズのビジネス指差し会話編では本にピンイン表記があります。こちらのipad版が出ることを切に願う次第です。文法などの説明は一切ありませんので、北京語の本等で基本文法をかじってからこちらを使うと、より充実感を持って使用することができます。